とりあえず何かを書きこまねばと思いネタを探したら、以前某 ML に投稿した、初期の ANSI C JIS C ISO C 規格についての文章が出てきました。

と言うわけで、その時の文章をそのまま引用して( ..)φメモメモ


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「ANSI C (ANSI X3.159-1989) (ANSI/ISO-IEC 9899-1990[1992]) と ISO C (ISO
/IEC 9899:1990) の関係」

 1989年に ANSI X3.159-1989 が認可され、1990年に ANSI X3.159-1989 を元に
した ISO/IEC 9899:1990 が制定される。その後、米国は ANSI X3.159-1989 廃
止して、ISO/IEC 9899:1990 を正式な規格 (ANSI/ISO-IEC 9899-1990[1992])
として採用。(注:ANSI/ISO-IEC 9899-1990[1992] は正式名称ではなくて、通称
かもしれません。)

「ANSI C (ANSI X3.159-1989) と ISO C (ISO/IEC 9899:1990) の一致性」

 章立てや体裁が異なっているだけで、言語仕様を規定している部分は等しい。
実際、ANSI X3.159-1989 から ISO/IEC 9899:1990 への以降は、元ファイルにな
る troff ファイルのマクロを書き直しただけ。

「JIS C (JIS X 3010-1993) と ISO C (ISO/IEC 9899:1990) の一致性」

 JIS X 3010-1993 は、原則的には ISO/IEC 9899:1990 を忠実に翻訳したもの。
相違は下記の 4 点だが、いずれも規格外の項目なので、規格として
JIS X 3010-1993 と ISO/IEC 9899:1990 に相違はない。
・JIS X 3010-1993 では、日本工業規格として不適当と思われる点について、勝
手に直したりせず、参考(注釈のようなもの)を挿入。
・米国国内規格での事情が書かれている footnote 1 の最後の文を削除。この文
は ANSI X3.159-1989 を取り込んだ際の削除もれで、ISO/IEC 9899:1990 自体
の間違い。
・footnote 29 の最後に、注釈を 1 文追加。
・7.4.2.1 に、日本向けの例を追加。
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